~INO バビロン~
トーヨーキッチン&リビング株式会社は、
世界的デザイナー ハイメ・アジョンがデザインした
家具及びその溜息がでるような美しさに合った
新キッチン「INOバビロン」を発表した。
ハイメ・アジョンによる家具「SHOWTIME」シリーズの
アイテムに合うように作られたこのキッチン。
地中海を思わせる深い青(アズール)がデザインポイントであり
色彩を大胆に表現した。
トーヨーキッチンは、その「色彩」というキーワードが
が今後のトレンドになると考えているようだ。
展示場のテーマは、「キッチンと家具が地中海の鮮やかな
紺碧を彷彿とさせる色に飲み込まれた空間」だ。
その通り、個性的な家具と相まって非常に幻想的な空間になっていた。
官能的でさえあるこの空間は、様々な想像をさせる。
愛する家族のためにつくる料理の楽しさや
バースタイルでの大切な人との幸せな時間・・
それは、キッチンから始まる住まい方だ。
~「INO」とは~
「INO」とは、ハイエンド向けの革新的かつ創造性あふれる
キッチンシリーズ。住空間におけるレイアウトを自由に
できることも特徴だ。
新シリーズ「バビロン」は、
ハンドルレス(取っ手をなくす)にすることにより
色彩や素材が活かされるようになっている。
取っ手をとるということは、
デザインでごまかせないということ。
そこには扉一枚しかなくなるからだ。
扉一枚でも圧倒的な存在感を生み出せるのは
ハイメ・アジョンとトーヨーキッチンによる賜物だろう。
扉は、軽く押すだけで引き出しがでてくる
電動式「サーボシステム」を採用している。
手が空いていない時もそっと押すだけで開いてくれるので
いざという時も手間がかからないようになっている。
量産ではなくハンドメイドであるこのキッチンを
ひと目見ればこの完成度の高さが実感できるだろう。
価格は、間口2400mmアイランドプランで2,412,000円~。
部屋によって長さや形なども調節できるようになっている。
このキッチン設備であるレンジフードと水栓にも
言及する必要があるだろう。
キッチンの大きさや存在感、バランスを考えてつくられた
これらは太くてどっしりと輝いている。
キッチンに引けを取らず大黒柱のような存在感だ。
「BIG」という名のこの水栓は、設備機器ではなく
彫刻としてデザインされたとのこと。
先端部はシャワーホース使用になっており広いシンクでも
手前から奥まで隅々に届く設定になっている。
価格は、195,000円。
財力があれば、家具もキッチンも設備も全部
自分のものにしたいと思わせる展示場であった。
●トーヨーキッチン